メガネの向こう側

 なんだろ……


 妙にドキドキしてくる。



 まさか、告白とか!?




 いや、ないないない。



 「篠原さんさ……」


 メガネ男がそう言いかけたその瞬間



 ツルッ


 私は足を滑らせ、メガネ男にぶつかった



 パリンッ



 ガラスのような物が割れる音が聞こえ  た。


 「いたた……メガネ男、ごめ……」



 そう言って私はメガネ男の顔を見た。



 え……



 ドキンッ



 胸が高鳴った
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