キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜
私のできること




次の日、私は蓮斗のところへ行く前にお母さんに頼んで菜の花畑に向かっていた。



「なによ、急に花畑に行きたいなんて。遠いんだからね。」



「あー、ごめん。」



どうしても、と頼み込んでやっとオーケーをもらえたのだ。




「はい、ついたわよ。」




今年何度目かの菜の花畑。



いつ来ても綺麗だなぁ。

一瞬、目的を忘れそうになる。


おっと、いけない、いけない。




私はカメラを持って駆け出したのだった。



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