恋の定義──そして今日も、君を想う──
「もう、いい?」

「…うん…。」

(恥ずかしくて、どうにかなっちゃいそう…。


レナは、ユウの方を見ないように、顔をそむけている。

するとユウが近付いて来て、ふわりとレナを抱きしめた。

「レナ、かわいい。」

「あんまり見ないで…。」

「なんで?オレ、もっと見たいよ。」

「だって…。」

「だって?」

(ユウ、意地悪だ…。)

いつもより色っぽいユウにドキドキしている自分がいる。

「私…その…全然、色気ないでしょ?」

「えっ?!」

思いがけないレナの言葉に驚くユウ。

「なんで?全然、そんなことないよ。」

「嘘…。」

「嘘じゃないって、すごい色っぽい。」

ユウの“色っぽい”と言う言葉に、レナは耳まで赤くなる。

「なんで、レナはそう思うの?」

「だって…。」

レナは、ずっと胸に引っ掛かっていたコンプレックスを、ユウに打ち明けることにした。
< 517 / 541 >

この作品をシェア

pagetop