恋の定義──そして今日も、君を想う──
ユウはレナより一足先に、一人浴槽で湯船に浸かっていた。

(オレ…大胆過ぎた?)

でもユウは、レナが初めて自分からユウに触れてくれたことが、嬉しかった。

(さっきのレナ、すごい色っぽかった…。)

ユウは、一人ニヤけてしまいそうになる口元を、ギュッとひきしめる。

そして、浴室のドアがそっと開き、バスタオルに身を包んだレナが、浴室に入って来る。

(めちゃめちゃかわいい…。)

レナは長い髪をアップにして、恥ずかしそうに胸元のバスタオルをギュッと握りしめている。

「おいで。」

「ん…あの…恥ずかしいから、あんまり見ないで…。ちょっとだけ、あっち、向いてて…。」

「ん。」

レナに言われた通り、ユウはクルリと背を向ける。

レナは、バスタオルが外れないよう、しっかり押さえながら、そっと湯船に浸かり、ユウとは少し離れた場所に腰を下ろした。
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