恋の定義──そして今日も、君を想う──
「ごめん、ヘンな心配ばかりさせて…。でもオレ、レナ以外の女の子の体になんて、全然興味ない。」

「え?!」

「オレはレナだから見たいし、触れたい。胸が大きい子も、別に好きじゃない。オレは、レナがいてくれたら、それでいい。」

「ユウ…。」

「オレ、レナは絶対に手が届かないって思ってたし、もう2度と会えないって思ってたんだ。だから、相手なんか誰でも良かった。正直言って、顔も名前もいちいち覚えてない。オレはただ…。」

「…ん?」

「夢の中で、レナに会いたかっただけ。」

「どういうこと?」

レナが不思議そうに尋ねると、ユウがバツの悪そうな顔で答える。

「他の子とすると…夢の中に、レナが出てきたから。いつも泣いてたけど…それでもオレは、レナに会いたかった…。」

ユウが、レナを抱きしめる腕にギュッと力を込める。

「だから、今オレの腕の中にレナがいるなんて、本当に夢みたいだ…。」

「ユウ…。」

レナも、ユウの腕をギュッと握る。
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