恋の定義──そして今日も、君を想う──
「もう…!!そんなに驚くことないでしょ?!ユウのバカ!!」

恥ずかしくてユウの腕の中から逃げようとするレナを、ユウは逃がさないように、ギュッと抱きしめる。

「ごめん…オレ、すげー嬉しいかも…。」

「え?!」

ユウは、レナの首筋に顔をうずめながら、嬉しそうに笑った。

「それって…オレのためって、うぬぼれても、いい?」

「…うん…ユウじゃなきゃ、イヤだよ…。」

「ホント?」

「うん…。キスだって、ユウとしか、したことないんだよ…。」

「うん…ずっと、大事にするから…これからも、オレだけで、いてくれる?」

「当たり前でしょ…。大好きだもん…。ユウも、もう、他の女の子と…しないでね。」

「うん、約束する。レナがそばにいてくれたら、オレもう、それだけでいい。」

「ホントに?」

「うん…だから…レナの全部…オレに、くれる…?」

「…うん…。」

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