【実話】終わらないトンネル




そんな時、両親が離婚。



「あずちゃん、お買い物行ってくるね」


「うん!行ってらっしゃい」



私は当時5歳。
帰ってくるものだと思った母は
それっきり実家には帰ってこなかった。


その時私は女の子の絵を
スケッチブックに描いていた。

この日から私は母が居ない
皆にいる‘’お母さん‘’が私には居ないという
コンプレックスと葛藤する


家族が欠けるとゆうことは
母が居ないという事は
何よりも何よりも子供を傷つけるのだ


私の心は未だそう叫んでいる。


私は感受性や想像力が
年に比べ明らかに抜けていた
だからだろうが
そういった想像力や思考に
自分自身が戸惑い着いていけなかった


今となってはもう13年前、
何となく私の“かわりもの”が解り始めた

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