【実話】終わらないトンネル


先に言ってしまうが
私はこの1年3ヶ月、
やっとの思い出入学した高校を
自主退学してしまう。

よく言われる、浴びせられる

「あんなに頑張ったのに」
「いいとこ言ったのに」



『 も っ た い な い 』


いかにも時間の無駄のようにも
感じられるかもしれない
確かに私は高校に進んだことを
今も後悔している

辞めて悔やんだことも
戻りたいと思ったことも一度もない

それ程に私は高校生活で
「生き地獄」をみた


でも、履き違えないで欲しい
私は「恩師」と出会った。

私の心に寄り添い、叱り、
乗り越える力を与えてくれた人

だから、何も無意味じゃなかった

ひとつひとつ意味があったから
私の前に現実はおりてきた

恩師はそう言い、励ましてくれた


「挫折」だとか「ゲームセット」だとか
色んな冷たい言葉の矢が私の心に
刺さらなかったのは高校生活の中で
「恩師」「恩人」のおかげで、
生き地獄があったおかげで
強くたくましくなれたからなんだ


私の精神状態は生きていることが
不思議な程だそうだ

書類にしかない「証」だ

私には辛い記憶とゆう記憶が
全てショックで飛びないから

辛いも苦しいも過去の出来事は
何もかも覚えていないから
理解出来ないからだ


唯一知っているはずの
私の脳の記憶機能は
本能的に停止し投げ出した

だから、断片的にしかお話できない


とにかく私は危機的状態を
麻痺して解れてないの─。



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