【実話】終わらないトンネル


とゆうわけで、
近所のおばさんだろうが
通りすがりのお兄さんだろうが
「かわいいね」とニコッと笑われても
何も喋らずムスッと
お母さんの隣で動かない


ある意味「お人形さん」。

すでに「ズレ」を自覚していた
ただ私が変わっているのではなく
周りの大人が変わっていると思っていた

私の心の中に入ってこないで

「ありがとうはほら?あずちゃん?」
と、私をみて笑う祖母の横で
こいつは褒めておいて
本当は悪巧みをしているんだろうと
ムスッとした顔の下で考えていた


人を「疑う」クセはこの時からだった

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