あきらめない ~ 青空の下のマウンド ~
いつの間にか、大声を出していた
「笑うしかないじゃん!諦めないって…っ…絶対に諦めないって決めたのに、もう諦めるしかないんだよ…?」
言ったらいけない
なのに、言葉にしてしまう
「まだ先がある永岡くんには、分からないよ…!」
私はそう言って、涙が溜まった目をつむり、永岡くんから目をそらした
たとえ作った笑いだとしても、今の私にとってそれは、1つの支え
みんなを不安にさせない唯一の方法であり、自分自身を保つためのもの
崩れそうな心をごまかすための、大きな支え
「・・・そうだな。わかんねーよ」
「・・・」
「でも、聞くことはできる。
誰にも言わず、隠して笑って。
それこそ、キツイんじゃねーの?」
「・・・だって「聞くよ。全部」
「言いたいこと全部、思ってること全部ぶつけろよ」
永岡くんはそう言って、私と目を合わせた
「逃げんな!」
目から大粒の涙が溢れ出していくのが分かる
「う…っ…へ…つっ…」
泣いしまって、話せる状況じゃない私の頭を、永岡くんは優しく撫でながら「落ち着いたらでいいから」と言った