【続】裏アリ男子にご注意ください!
「この高校、バスケ部強いらしいからがんばらないとなぁ」
直くんがつぶやく。
「じゃあいまからバスケしようよ!」
「え、梨花ちゃんバスケできるの?」
「んー、できる方だよ? シュートいっぱい入るし!」
直くんは半信半疑みたいだったけど、バスケットボールを部屋からもってきて、梨花たちは裏庭にでた。
裏庭にはパパが直くんのために置いてくれた大きなバスケットゴールがある。
休みの日になると直くんは、このゴールのリングに向かってボールをよく投げてる。
「じゃあまずキャッチボールしようよ!」
梨花が言うと直くんがニッコリしてうなずいた。