【続】裏アリ男子にご注意ください!
「梨花さまの好きなスイーツ、買ってきましたよ」
北上は買いにいったのか、有名スイーツ店の袋をもっていた。
「それ……」
あの袋といい、あのふくらみ具合といい。
「「マカロンのつめあわせ!!」」
直くんと梨花が同時に答えた。
「そうです、マカロンのつめあわせですよ。自由に食べてください」
「わぁーっ!」
梨花はあわてて北上の近くに寄った。直くんも甘いものが好きだから、梨花よりちょっとおくれて走ってきた。
「すごーい! 梨花ピンクのが食べたい!」
北上がみせてくれたマカロンにはいろんな色があった。
「この次は黄色ので、次は青、その次は……」