【続】裏アリ男子にご注意ください!
もしかして北上、梨花をよろこばせるために買ってきてくれたのかな……?
そうだったらうれしすぎる!
「俺の分なくなるよ!」
「いーじゃん! 早く食べよーよ! 早くしないと梨花が全部たべちゃうよ?」
そう言いながら口にふくんだマカロンは、甘くておいしかった。
「じゃあ部屋に入って食べようか」
直くんがバスケットボールを片手にもちながら言って、部屋に向かって歩きはじめた。
「うん!」
梨花も答えて、マカロンを頬張りながら直くんのうしろについて歩きだした。