【続】裏アリ男子にご注意ください!
「それにしても安田すごすぎだよ! 1回で落としちゃうとかさ」
「たまたまだって」
安田はポンポンとあたしの頭をなでて笑った。
うわあ、こういうのってキュンキュンする……いつまで経っても慣れないんだよなぁ。
このぬいぐるみ、この間クレーンゲームで安田がとってくれた人形といっしょに家宝にしちゃおうかな?
ぎゅうっとぬいぐるみを抱きしめる。
「次、どこ行く?」
「んー……じゃ、安田の好きなところ行こう?」
安田の質問にあたしはそう答える。
だってあたしの行きたいところばっか行ってるような感じだし。
「え、俺の?」
「うん……おかしいかな?」
なんで安田、ビックリしてるんだろ?