空芽
『前の学校の友達が
零に似てたから。』
これが、奴が俺を選んだ
理由らしい。
「顔が?」
「違う、性格と目」
「はぁ?」
目、て
なんだよ。
結局顔が
似てたんじゃねぇの?
「違うってば」
心の中で考えてた俺に
急にしかめっ面して。
「なにがだよ?」
「だから、
顔が似てたんじゃ
ない、ての。目」
「お前
読心術でも使えんの?
目、てことは顔だろ?」
「そんなの使えないよ
零が分かりやすいだけ。
顔じゃない、てば
じゃあ……目つき」
て、言い合い。
意味、分かんね。
目?
目つき、てなんだよ。
「なぁ、お前さ……」
「それ、やめよ?」
俺の質問遮って
いきなりやめよ、て。
とことん読めねぇ奴。
「お前、てヤダ」
ガキか
てめぇは……
「知るか、」
「じゃあ俺も零のこと
お前て呼ぶよ?」
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