切片詩集 限界セグメント
レモネード





人知れず聞こえない音を聴き
誰にも言えない景色を見ている
笑顔は作れないから本気で笑う
だから君は誰にも理解されない
大人びた子という壁があって
不意にそれを叩きたくなる

炭酸の中に浮かぶレモンを
じっと見ていた視線の奥に
孤独すら近寄れない透明があって
もう僕は身動きも出来ない

今日は晴れてるね
君を見失うくらい
僕はなにも持っていない








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