切片詩集 限界セグメント
永遠のアンカー





言葉のバトンを手渡して
僕達は駆け抜けた
時に泣き、時に笑いあい
沈黙さえ美しい時間だった

もう行ってしまうのかい?
僕達の全てを見届けて
全てを受け止めてくれたミューズよ
人間のくせに有限の世界で永遠を求めた
僕達が愚かだったというのか

今からノアの方舟のように
大洪水がやってくる
だから僕達の思いを伝えておくれ
優しくて美しく時に狂乱の詩の女神へ

今までありがとう

鳩よオリーブの葉を持ってこい
それから僕達が永遠だってことを
証明しようじゃないか
アララットの上で僕達はぶどうを貪る
その赤い果汁で再び詩を綴るために










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