love or friend
「あれ、おかしいな・・・大丈夫だったねぇ??」

「そりゃ!もう!」
「鉄で、出来てるんで!!」

そして、うるさい

‘‘ガキ‘‘は、うるさく笑う

まったく朝からそんなに大声をださないでよ・・
朝は、苦手なんだ

にらみつけると、案外かんたんにその場からどく、
本当に‘‘ガキ‘‘だ。

『好きな人をついついいじめてしまう』

彼らには、こんな感情はないだろう。
だって、私は「和田」だから


あっ、そういえばあの子は・・???
私は、思い出したかのように周りを見渡した。

・・・・・。

「いない・・・か・・」
私は、ポツリとつぶやいた

やっぱり・・・今日もこれないのかな・・・。
私は、静かに席についた。

見渡せば‘‘ガキ‘‘がいっぱいいる。
野球バットをふってるやつもいれば、ボールをなげてるやつらもいる。
女子は、雑誌を見ながら

「キャーこの服カワイイー♪」
「かわゆす!」

なんてさわいでる。

『やっぱり・・・この教室にあの子はこないの?』
心の中でつぶやいた
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