約束の女の子。
第二章

いつもの日常


(あー眠い...)
教室のドア、こんなに重かったっけ?

「おっはよぉぉー!元気ないね、はるかっ!」
「うぉっ!なんだ、美咲(みさ)かよって飛びつくな!」
「なーにやってんのー?2人とも!遙、さては"あの子"の夢でもみたかぁ?」
ピクッ
「おっ?図星かなぁー?」
「大雅(たいが)、お前だって美咲の夢でも見たんじゃねーのー?」
「んなっ!ちげぇーし!///」
「どーだかなぁー?」ニヤニヤ

この二人は、小さい頃からの幼馴染み。
"あの子"とも何度か遊んだことがある。

「そういえばさっ!知ってる!?転校生来るんだって!!」
「ええ?どんなどんな??」
「大雅食いつき過ぎ...」
「ちょー可愛くて、スタイル抜群のイギリス留学生だってさ!」
「イ、ギリス...?」
「そーそー!チョー楽しみ!」
「ん?どした、はる。」
「いや、"あの子"もイギリスだったなぁって..」
「おおー!それはどーなるか楽しみだなぁ!」
「あぁ…」
「期待し過ぎて、凹むなよォー?」
「凹まねーわ!」

ま、期待しても無駄なんだろうけど。
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