能力家兄妹!


「ま…まって!!!!!!」


その時、部屋に美帰の高い声が響いた。



「ひ…いねえは、それでいいの?」


美帰は俯いたままだった。



「姫ねえ、それは…それは…姫ねえがあんなに苦労してダウンロードしたもの…全てを守るために…あたしを守るた……?!」


その時声をあげていた美帰の口を遮るように大きな手で塞がれた。



( れ、玲斗…兄ちゃん…どうして…)



その手は、玲斗のものだった。

玲斗は右手で美帰の口を押さえ、まっすぐとメイサ達を見つめていた。



その手は冷たく、感情がない…そんな感じだった。

だから、美帰もハッとして、なにも抵抗が出来なかった。





< 84 / 97 >

この作品をシェア

pagetop