能力家兄妹!
「ま…まって!!!!!!」
その時、部屋に美帰の高い声が響いた。
「ひ…いねえは、それでいいの?」
美帰は俯いたままだった。
「姫ねえ、それは…それは…姫ねえがあんなに苦労してダウンロードしたもの…全てを守るために…あたしを守るた……?!」
その時声をあげていた美帰の口を遮るように大きな手で塞がれた。
( れ、玲斗…兄ちゃん…どうして…)
その手は、玲斗のものだった。
玲斗は右手で美帰の口を押さえ、まっすぐとメイサ達を見つめていた。
その手は冷たく、感情がない…そんな感じだった。
だから、美帰もハッとして、なにも抵抗が出来なかった。