できちゃった結婚です!


そうこうしているうちに新から最寄駅に着いたと連絡が入って。
わたしも家を出て近くまで迎えに行く。

新に会えたのに、何だかドキドキよりも恐怖の方が勝った。


新が怒っているから。



「何で外出てるんだよ」


最初は意味が分からなかったけれど、9時過ぎに家を出いてた事が気に入らなかったらしい。

慌てて理由を言う。


「だって新、迷うと思って」


「自分の体、大事にしろよ。何時だと思ってる?」


まだ9時過ぎですけど?いつも遅番はこのくらいの時間ですけど?


そう言おうとしたけれどやめた。


わたしを大事に扱ってくれる気持ちが嬉しくて。

ちゃんとわたしの事を想っていてくれてるんだと安心した。



「ごめんなさい」



素直に謝ったのがよかったのか、ぽんっと新の手がわたしの頭に乗った。


冷たい、新の手。


もしかして急がせてしまったんだろうか。






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