大切なものはつくらないって言っていたくせに
「遥ちゃんさ、俺の仕事断ってきたよ。 俺、最初、祐樹の事があるから私情で断ってきたのかと思って、結構キツイ事言っちゃったんだ。 でもさ、小さい子ども抱えながらフリーでやるって大変だよな。しかも、一人で。俺がお願いした仕事は、規模から考えて無理だって判断したんだろうなと、後から知ったわけ。 」
「、、、、、、、。」
「あんなボロアパートでさ、ギリギリの生活なんじゃないの? 全然そんなの表には出さない遥ちゃんはすごいけど。」
「、、、、、、、。」
「会うのが怖いんだろ? でも、だからってこのままでいいわけ無いよな。」
「、、、、、、、。」
俺は、念押しするようにして祐樹の肩を叩く。
「イタリアでさ、、。もう一人すごく仲良くなった奴がいるんだ。フェルっていう遥の同僚のシェフ。ゲイで、俺の事が好きだった。 よく三人で遊んだりしてたんだよ。」
「へえ。」
「奴に、聞き出したんだ。遥の居場所。 まあ、やっとの事で教えてくれたんだけど。俺にも知る権利はあるのかもって、渋々とね。」
「………………。」
祐樹は、ため息をつく。
「今まで知った男の中でも俺って最低な男なんだそうだ。」
俺は、フッと吹き出して笑い出す。
「確かにな。」
「、、、、、、、。」
「あんなボロアパートでさ、ギリギリの生活なんじゃないの? 全然そんなの表には出さない遥ちゃんはすごいけど。」
「、、、、、、、。」
「会うのが怖いんだろ? でも、だからってこのままでいいわけ無いよな。」
「、、、、、、、。」
俺は、念押しするようにして祐樹の肩を叩く。
「イタリアでさ、、。もう一人すごく仲良くなった奴がいるんだ。フェルっていう遥の同僚のシェフ。ゲイで、俺の事が好きだった。 よく三人で遊んだりしてたんだよ。」
「へえ。」
「奴に、聞き出したんだ。遥の居場所。 まあ、やっとの事で教えてくれたんだけど。俺にも知る権利はあるのかもって、渋々とね。」
「………………。」
祐樹は、ため息をつく。
「今まで知った男の中でも俺って最低な男なんだそうだ。」
俺は、フッと吹き出して笑い出す。
「確かにな。」