この恋、成就率30%
「ご、ごめん…」
「いーって、気にすん…」
「やっぱ、わたしと二人でいるの見られたら嫌だよね」
「…は!?」
「でも、それならわたしに気をつかってくれなくても、
別に無理に一緒に遊びに行かなくたっていいし…」
周りの女子たちになんて言われようと平気だけど、
竜に、遠まわしにでもそんな風に言われるのが一番…
「バッカ、違うよ!」
普段、あんまり怒ったような口調でしゃべらない竜だけど、
今のはいつもの口調ではなかった
「ごめん、おれの言い方が悪かったか?
そうじゃなくて、その…葉月と一緒にいるの見られるのが嫌なわけじゃねぇよ」
昼休みのときみたいに、ぽんと頭をなでられた
「むしろ、おれは全く気にしてねぇし
葉月がからかわれて嫌な思いするだろうな…って、
って、おい、葉月!?」
なんで、
なんで竜はこんなに優しいんだろう
たった一人の、
こんななんでもないただの幼馴染の私にでさえ、
なんでこんなに優しくしてくれるんだろう
不覚にも、ぽろりと涙が出てしまった