歌姫の君に恋をした。

「僕らの存在全くの無視?」


そういう東雲君の言葉に輝夜君達の存在を思い出した。
それは杏奈も一緒みたいでちょっと顔を青白くさせていた。


「杏奈?」

そういった篠宮君の表情は何処か怒っていて、でも何か楽しんでいるようだった。

「え、あ、ちょ、ゆ、優?」

杏奈は何処か怯えていた。
もしかしたら篠宮君は超が付くほどのＳなのかな…?
ヤキモチ屋さん?独占欲の塊?

「理事長室だろ?行ってこいよ。俺ら屋上に居るな?」
「わかった」


輝夜は保健室をでていった。
それを追いかけるかのように優と結斗もでていった。

「ふう…危なかった…」
「楽しそうだったね」
「どこがよ!!」

なんて怒ってる杏奈だけど何処か幸せそうな顔だった。

「じゃあ理事長室行こ?」
「うん」


そんな杏奈の言葉に私達は理事長室に向かった。