歌姫の君に恋をした。

「集会」杏奈Side

美春の顔、少し不安そう…
こんな時何か言えたらいいんだけど、言ったら言ったで傷つけそうで怖い…。


「美春、言うの?」
「記憶のこと?」
「うん」
「言わないよ。時が来たらいう…かな…」
「そっか…」


杏奈は輝夜達に過去は教えたものの記憶のことは何も言わなかったのだ。
美春の記憶は突然変異。
悪くいえば不治の病だ。
ある事件を関係に美春の記憶はおかしくなってしまったのだ。


「美春は独りじゃないよ。私がいるから」
「ありがとう」


ねえ、美春
私はこんな事しか言えないけど本当に美春が大事だから。
美春は私の大事な人。
それは昔も今もこれからも変わらない。
ずっとずっと変わらない…




なのに…どうして…?
ねえ、どうして貴女は私の目の前から消えてしまったの…




美春…____
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