新撰組は、私を変えた
時「総司。みっともない姿だな」


総「ダレダ」


そこには、なんとも言えない姿の沖田がいた

負に飲まれた鬼の姿の沖田…



時「俺?お前の仲間だ。常磐時雨…唯一お前に倒された事がある…が今のお前には俺を倒せねぇよ」


総「トキワダ…アノトキワダァァァァ!!!」


物凄い速さで時雨の懐に入った総司


総「シネェェェェェッ!!!」


だか、時雨は綺麗にかわす。


時「だから、無理だって。今のお前に俺は倒せない。その闇から抜け出せない限り…な」


総「ウォォォォォオッ!!!!」


再び総司は時雨に切りかかるが交わされる。

交わすだけで攻撃をしない時雨。













時「いい加減抜け出せよ…総司。外でお前の兄妹が待ってるよ…俺もみんなも…」


総「ダマレェェェ!」


時「いい加減にしろ!」


(グサッ)


総「グハッ!」


時「死にはしないよ。俺がいるからな…その闇から引き抜いてやる…」


時雨は自分の腕から血を出し、口に含んで総司の口に流し込んだ…


時「これで、お前は半鬼じゃなくなる。純血の鬼だ…」


醜い姿の沖田ではなくいつもの沖田が倒れていた…


時「千里。杏里…入ってきな」


だが、入ってきたのは…


「総司!!!」


土方だった…。

















時「おい。土方…千里と杏里は?」


土「死んだ。長州の奴は殺さねぇとならねぇ」


時「…。そうか…なら、沖田もだな。」


土「はっ?お前…何言って…」


時「千里と杏里は総司の兄妹だよ。お前が殺したのなら、総司も殺さないとな…?」


時雨は、総司に向かって刀を振り上げ


一直線に振り下ろしたその時…


獅「2人は無事だよん!」


時「獅鳳…」


獅鳳にお姫様抱っこされた杏里とその後をついてくる千里の姿があった…


千「僕達も純血の鬼になりました…」


時「そうか…。獅鳳、よくやった」


獅「えっへへ…」


獅鳳は土方を蹴り上げ杏里をそっと下ろした。


その反動で土方は気を失った…


時「俺たちは1度外にいるから兄妹水入らずで話せ。」


時雨と獅鳳は土方を引こずりながら外に出た。


千「ありがとう…僕達を助けてくれて…」


小さく呟いた、千里の声は2人には聞こえなかった…
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