新撰組は、私を変えた
時雨は、部屋から出て、長い廊下をさまよってました。


時)ここどこ?


フラフラと廊下を歩いていると‥‥



時「あ・・・・・桜」


中庭らしき所に大きな桜の木がありました。


時)今日から、この木で寝よう


トンっ‥‥


時雨は、軽く地面を蹴って、桜の木に登った


時)景色が綺麗‥‥今まで見たことのない景色だ‥‥平成と幕末でこんなに違うんだな。幕末は、空気が澄んでて住みやすい。でも、どこにいても。私は・・・・・(ズキっ!)



時「うっ‥‥」


時)頭が‥‥痛い


知りもしない歌が流れ込んできて、知らない内に歌っていた



桜〜咲く〜季節は〜
私の〜支えに〜なる‥‥
でも〜散りゆくは〜な‥‥
散れば‥‥また一人に〜



時)あれ‥‥この歌知ってる。遠い昔に歌っていた人がいた時の歌だ‥‥


(ツーッ)



時「あれ?これは‥‥涙?











なんで、ないてるの?」



泣いている時雨は、闇の色に深く染まっていった‥‥


彼女の闇は、誰が消してくれるのだろう‥‥




そうこうしている内に時雨は、寝ていた




誰かが











見ていたことを知らずに‥‥

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