Not to memories
春休み中1回ぐらいみんなで集まろうって
小林さんから連絡があったが、
気分がどうしても乗らず、
私はドタキャンをした。。。。

何をするわけでもない。
ただ、ぼーっと過ごしていたくて。。
部屋のベットで何もせず何も考えず、
ただ時間が過ぎるのを待った。。。。


何度かスマホがなった。
誰からだろうなんて
考えるのはよそう。

少し疲れた。。。。。。



パッと目覚めたら、
昼間で明るかった空も真っ暗で、
あっという間に時間が過ぎたことに
少し喜びを感じた。。。


「ゆな!!」
がちゃ、。
えっ。。。
「ゆな!何度も言ってるのに起きないんだから!滝口くん来てるわよ!」

頭が動かない。。。
今なんて。。。

「着替えて下きなさい」

。。。
朝から何もせずご飯も食べず、
パジャマのまんま。。。

仕方なくパジャマを脱ぎ、服を着て下に降りた。

「。。。。まさと?」
なぜかまさとがいる。。。

「ゆな?具合わりぃの?」

「ううん。。。今日ごめん。。。」

「ゆいのこと平気だった?」

「え?。。。ゆいはね、苦しんでたよ」

「それはゆなのせい?」

「。。。わからない」


「ゆなは何にも知らないんだな。
ゆいはゆなのせいで死んだのに。」

「え?まさと何か知ってるの?」

「なにいってんだ?
おまえ、ほんとはぜんぶ知ってるくせに」

「よくわかんないよ。どーいうこと?」

「わからない?ゆなはわかりたくない、
知りたくないって、知らないふりしてるだけだ」

「知らないふり。。」

「目覚めなきゃ。。」

。。。。。

まさと。。。どういうことなの?
わからないよ。

えっどうして。。。

ここは??


海。。。

ゆいが目の前で何かを必死に訴えている。
私の顔に手をやると
顔が濡れている。。。
私は泣いている。。。なんで。。。
。。。


ゆい?
なんて言ってるの???

「ゆいはゆな。ゆなは。。。」

えっ今なんて言ったの。。。

。。。
聞こえない。
もう一回いってよ!
ゆい!!!

。。。
バッ!
目を開くと暗い。。
そして布団の中にいた。。。

夢。。。

夢か。。。

なんだ。。。

心臓がいたい。。。


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