初めてを君と。
私と晴輝くんがチームとして近くなった分、

私が晴輝くんと仲良くなれたら、
きっと、もっと晴輝くんの気持ちが分かってしまうと思う。


耐えられるのかな。

辛くても、学祭が終わるまでは耐えないといけない。




電車にのって家に帰ると、
既に二人がマンションのエントランスで待っていた。

「ごめんね、お待たせ!」

セキュリティを解除して、みんなでエレベーターに乗り込む。

部屋の鍵を開けて皆を招き入れた。


「私クレアの家に来るの初めてだ!
すっごい所に住んでるね。」

恵理が感心しながら辺りを見渡す。
蒼太くんと晴輝くんはあまり見てはいけないと思っているのか、リビングの入り口に立ったまま。

「みんな座って?お菓子あるよー。」

帰りにコンビニで買ったジュースとお菓子をテーブルに広げた。

「1人やのに、エエとこ住んでるんやなー!羨ましいわ。
くーちゃんって前から思ってたけど、お嬢さんやんな。」

「お嬢さんじゃないよ。普通の家庭で育ったし、この家はね、1人暮らしならセキュリティがしっかりしていないとダメって親が煩かったからだよ。」

「うちもはよ1人暮らししたいわー!」

茜は前から1人暮らしがしたいって言ってるけど、親が反対してるみたい。
でもここが地元だし、実家の方がお金かからないし楽だと思うけどな。


< 61 / 152 >

この作品をシェア

pagetop