恋する白虎
永舜は、リンに全てを話した。

百年白虎帳の最後の試練が、白虎の姿が見える人間の女の心を奪い、西天に連れ帰り妻にすること。

そんな時に杏樹と出会い、彼女に愛を告げられた事。

白虎と人間という違いから、進まなかった二人の関係。

窮奇に気に入られた杏樹が地底の煉獄へ連れ去られ、毒にやられた事。

白虎の丸薬を飲ませたがあまり効かず、命が絶えそうになり、蘭寿草を飲ませるために西天へ運んだ事。

永蒼が蘭寿草を飲ませたが、案の定、彼女が記憶を無くした事。

そこまで聞き、リンはホッと息をついた。

それからおもむろに永舜を見つめると、呆れたように呟いた。

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