すべてはあなたから教わりました。
それからして、家に着いてしまった。

「明日、迎えに行くから。用意しとけよ。」
「わかってるよ。」
「寝坊したら、どうなるか分かってる?」

なに、おどし!?


「なっ、なに言ってるのよ。そんなことないから。」

何考えてるか分かんないからなー。こわいこわい。


「じゃあ、また明日。」

「おぅ。」


私は振り向いて家に入ろうとした瞬間、腕を引っ張られ、
涼の腕の中に。

涼の顔が見えないから、どんな表情してるのか分からないけど、私と同じように心臓の音が早く聞こえる。

「そんな、すんなり帰んなよ。」
「涼?」
「また寂しそうな顔しろよ。」
「寂しいよ?でも、明日会えるから。」



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