すべてはあなたから教わりました。
桜田はケータイを見て、周りを見渡した。




やばいっ。



私はとっさにメニューで顔を隠した。
その前にいる遥香はここにいますよ的な感じ、
桜田に手を振っていた。


「王子様、気づいてくれたーっ♡」
「えっ?」
私はメニューから顔を放し、桜田を見た。
すると、彼は天使の笑顔。


私にはその笑顔が営業スマイルとしか思えないよ。


そして、彼はこっちにやってきた。


周りのお客さんも彼を見て、かっこいいかっこいいって言ってる。


聞こえてるのかな。当たり前みたいな顔してるのが余計にむかつく。


「偶然だね。デートは遥香ちゃんなんだ!」

「はっ、遥香ちゃんって・・・」
前の遥香は頬を真っ赤にして、あたふたしていた。

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