すべてはあなたから教わりました。
その日は一睡も眠れなかった。
目を瞑って寝ようとしても、
桜田が私に向けた表情と抱きしめられた温もりが蘇る。



忘れたい。






でも、思い出すと胸がキュッとなる。





この胸が苦しくなるのに苛立ちを感じる。
自分でも、この感情に気づいてる。


でも、心の奥底に仕舞い込んでる。
受け止めたくない。






好きだなんて、
言いたくないよ。








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