すべてはあなたから教わりました。
優くん。
見透かされてるの?



「言いたくないよ。」



「なんで?」

いつも笑顔でバカな優くん。
こんな風に真剣な顔をしてほしくない。
何も知らなくてもいい。



「わかった。」
それ以上は聞いてこなかった。

「もう・・・帰ろう。」


こんな形で一緒にいても、楽しくない。


「うん・・・」

私のせいだ。
優くんに久しぶりに会ったのに、こんな悲しい顔をさせてしまった。


何一つうまくいかない。
こんなのやだ。


そんな時、ラインの通知。



『あの男と付き合ってるの?』
という桜田からのライン。


どうして、いつも私を惑わせるの。



私はいつの間にか涙を流した。
めったに人の前では泣かない私。


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