すべてはあなたから教わりました。
すると、桜田が近づいてきて、
避けようと思ってベッドに横たわってしまった。




身動きが出来ない。




「桜田…」



顔が近づいてきて、


「目、閉じろよ。」
いつもの高めの声じゃなく、
低くてドキッとした。



優がいることも忘れ、
遥香のことも忘れ、


目の前にいる好きな桜田に夢中だった。



桜田の手が私の顎を持ち、
目を閉じてから、
唇に柔らかい感触を感じた。



はじめてのキスは彼だった。




目を開けると、
桜田は天使スマイルになって、
私を抱きしめた。


「キスを受け入れたってことは…俺のこと、好きってことでいいよな?」




「好き…」



好きでいいのかな。
キスをした唇の感触と、
抱きしめられた桜田の体。


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