―明日へ向かって―
第三章

ウチの妹

それから数日後
柚華は目をさました。



その時ウチは嬉しくてつい涙を流してしまった。



こういうことが柚華の負担になるのに…。


その後、ずっと柚華は笑わなかった。






アイが死んだ時のウチと一緒。







お母さんは、ウチらを捨てた。

出張は1ヶ月ッて言っていたがもう半年たつ。



捨てられた。



ショックだった。




でも、柚華の病状は一向に良くならない。



それどころか、逆に悪くなったように思えた。


それで退院のメドが一向につかない。
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