千年の時空を越えて

雪「嫌です。」


総「どうしてですか?恋仲のお願い聞いてくれないんですか?」


雪「それとこれとは話が違います。」


総「一緒に寝ましょう?もう、ずっと一緒に同じ床で寝てるじゃないですか。」


雪「いや、それはそうですけど。って沖田様がいつも布団に潜り込んでくるんです!そちらの布団に移って下さい!」


総「嫌です。せっかく恋仲になれたのに、どうして離れないといけないんですか?」


雪「襲いますよね?狼さん。」


総「ええ、もちろん。だって、恋仲が、一緒の部屋にいて同じ床で寝るんです。狼になるのは、当たり前でしょう?さ、どうぞ。」


そう言って、沖田さんは、上掛け布団を、捲りポンポンと布団を叩いてニコニコしている。


これ、何回目?さっきからこのやり取りを、一時間ほど続けている。


しつこいなぁ。


雪「沖田様?」


総「あ!その沖田様はやめて下さい。2人の時は、名前で呼んで下さい。」


雪「総司様。」


総「はい。良くできました。さ、どうぞ?」


雪「嫌です。」

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