千年の時空を越えて
噂の悪行
大坂から帰ってきて少し驚く展開になる。


芹沢さんが私に、自分の隊に来いと言い出した。どうやら、私を気に入ったらしい。


芹「近藤、雪之助をこちらに寄越せ。」


近「それは・・・。申し訳ないができません。」


さっきからこれの押し問答。


すると・・・。


芹「お前に選ばせる!雪は、どちらにする?来るか、それとも・・・。まぁ、返答によっては、こちらも考えなくてはならんことも出てくると思うが?」


何で気に入られたんだろう・・・。全く。


少し黙っていると、土方さんが、小声で、囁く。


土「なんとかするから、行くな。あっちに行ったら食われるぞ。」


総「そうです。絶対、行かせません。」


雪「でも、行かないと、屋敷を燃やしてしまうかも・・・。」


土「見回り強化をする。お前は、何も考えず、ここにいろ。」


雪「でもなぁ・・・。あ!」


土・総「え?」


確か、そろそろ、皆が、暗殺を命じられるはず・・・。


雪「私、行きます!」


土・総「なっ!」


土「何言ってる!」


総「そうです!向こうへ行く意味わかってますか?」


雪「はい。大丈夫です。任せて下さい。」


私は、芹沢さんに向かう。


雪「芹沢先生。そちらにお世話になります。ただし、条件を挙げさせてもらってもよいですか?私は、近藤先生から剣を教わりにこちらへ来た身。まだまだ修行中です。ですので、ふた月、様子でそちらにお世話になるという事。あと、芹沢先生からも剣を教わりたい。」


芹「わかった。よかろう。」


雪「では、二日後でもよろしいですか?荷物のこともありますので。」


芹「良い。待っている。」


すると、芹沢さんは、上機嫌で帰って行った。


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