千年の時空を越えて
始まり


5月下旬頃。


島田さんと山崎さんが、炭薪商経営している桝屋喜右衛門(古高 俊太郎)の存在を突き止めた。


武器や長州藩との書簡が見つかった。



そして、6月5日、彼が尋問のため連れて来られた。



私は、留守番で、一人稽古をしながら、その人を見る。



これから、あの有名な拷問・・・。



一緒に中に入っていく近藤さん、土方さんを見ると、眉間の皺がいつもより深い。




そして、夕方に、土方さんが出てきたら慌ただしくなった。



幹部が呼ばれた。どうすべきか。



私は、部屋に戻り、薬を持って拷問部屋へ行った。



そこには、古高さんを手当てしている、山崎さんの姿があった。







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