千年の時空を越えて




武豊「雪ぃ~!元気そうで良かった!風邪とかひいてない?」




雪「大丈夫です。あの・・・。今回の・・・。」



武豊「あぁ~・・・。雪たん。新選組に、近付き過ぎて、迷ってるんだね?」




私は、答えられないでいた。




本来なら、歴史を戻すことに、何も、躊躇いなど持ってはいけない。




でも、私は、明らか、戸惑い、そして、迷っている。




武豊「もし・・・。歴史を変えたとして、彼らが、倒幕派に入ったとする。その後、どうなるか、わかる?」




雪「その後?」



武豊「そう。彼らは、歴史上から名前が消えるよ?」




雪「消える?」




武豊「うん。新選組は、倒幕派に入ると、奇兵隊に飲み込まれて、最後は、あの、奇兵隊達と最後を共にする。」




雪「そんな・・・。」




武豊「最後のサムライと賞賛されるのか、さほど、何も残らず、生き延びるかだよね。」




雪「倒幕派に行って活躍するとかじゃ・・・。」




武豊「ないよ。彼らは、血生臭い喧嘩集団。幕府の残党を始末して、良いように使われて終わりだ。」




雪「そんな事・・・。」




私は、リサーチする事にした。



彼らはどうしたいのか?




本来なら、そんな事、聞かずに、行動を実行していた。





後悔して欲しくない。




その気持ちだけだ・・・。





雪「これ、バレたら、特作隊を除隊になるよね・・・。って、その前に、犯罪者か・・・。」




総司さんの運命を変えた時点で、犯罪者だけど・・・。




私は、近藤さんの所へ行った。

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