千年の時空を越えて

薬を飲み干して、空の試験管と、歴史書を医療ケースにしまい、ロックを掛けた。


すると、体が、異常に熱くなり、大量の汗が噴き出す。


全身汗だくになり、顔の汗を手で拭った。


すると、次は、寒気がして、近くからさっきの強面集団の声がした。


雪「逃げなきゃ・・・。幻覚と幻聴が始まってる。」


すると、周りの景色も変わり、森の中にいた。


少し先に、洞窟があった。


雪「あそこで、休もう。」


フラフラと歩き、洞窟の中に入った。


すると、ほんのり温かく、何故か心が安らぐ匂いが体を包んだ。


フッと安堵すると、急激に眠気に襲われて目を開けていられなくなり、私は、意識を手放した。

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