イジメ返し ~復讐の連鎖・はじまり~

学校に着くと、靴も脱がずに屋上をめざして走り続ける。


シュン、待ってて。


お姉ちゃん……今すぐ行くから……――。


普段、鍵がかかっているはずの屋上の扉がわずかに開いている。


「……――シュン!!」


勢いよく押し開けると、薄暗い屋上にいた人影が振り向いた。


「あ~、愛海ちゃんだー!!早かったね~!!」


嬉しそうにはしゃぐカンナとその横でニヤッと笑う新村。


「シュン?シュンはどこなの!?」


キョロキョロと辺りを見渡して見たものの、シュンの姿はどこにもない。


すると、新村が人差し指を下に向けた。
< 392 / 415 >

この作品をシェア

pagetop