イジメ返し ~復讐の連鎖・はじまり~
学校に着くと、靴も脱がずに屋上をめざして走り続ける。
シュン、待ってて。
お姉ちゃん……今すぐ行くから……――。
普段、鍵がかかっているはずの屋上の扉がわずかに開いている。
「……――シュン!!」
勢いよく押し開けると、薄暗い屋上にいた人影が振り向いた。
「あ~、愛海ちゃんだー!!早かったね~!!」
嬉しそうにはしゃぐカンナとその横でニヤッと笑う新村。
「シュン?シュンはどこなの!?」
キョロキョロと辺りを見渡して見たものの、シュンの姿はどこにもない。
すると、新村が人差し指を下に向けた。