3つ星物語
ティーカップ持つ手とか、きっと見られていただろう。
 
いや、男の子だからそういう細かいことは気にしないか? いやいや、でも――。
 
次に会えるのはいつになるか解らないし、伊津くんに会うと胸が騒いで煩い。
 
けれど、それでも会いたい。
 
私の、この手の中の宝石を見せたい。そう思う。
 
伊津くん――。
 
私は廊下の窓から見える青空に、彼の柔らかな笑みを浮かべてみた。
 
やっぱり、会いたい。
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