続・元殺し屋と、殺し屋
腕からは出血している。
振り向くと、殺したはずの女性が倒れていた。
その腕には、ボウガンが握られていた。
あのボウガンで…僕を撃ったのか?
父親も女性も女の子も、もうすでに死んでいる。
…僕が殺人者になった瞬間だった。
サヨナラだ、銀…母さん。
最後に一目会いたいと思ったのは、我が儘かな?
もう1度、幸せな頃に戻りたいと願うのは、無茶苦茶かな?
腕からの出血は止まらない。
当たり前だ、止血しようとしていないのだから。
このまま、出血多量で死ぬのかな?
良いんだ。
僕は罪深き殺人者だ。
死んで…罪を償わないといけないんだ。
「死んだら困るんだけどォ?」
遠くなる意識の中、そんな間延びした声が聞こえた。
「君、良い腕持っているねェ。
だからァ、簡単に逃したくないんだよねェ?」
アハハ、という笑い声と共に、僕の意識は途切れた。