続・元殺し屋と、殺し屋
カナたちが見たもの。
それは―――…
歪な黒い丸だった。
しかもその数は、1つじゃない。
水玉模様を描くように、何個も何個も、総司の両腕にある、黒い丸。
しかも、あるのはその丸だけじゃない。
青い痣も、何個もある。
触れるだけで痛みを呼びそうな、痣たち。
その異様な光景に、カナたちは言葉を失った。
そういえば、夏でも、総司は半袖を着ていなかった。
「太陽が苦手なんだよねェ」とか吸血鬼発言をしていた。
「何それ」と笑い飛ばしていたけど。
不思議な水玉模様や痣を見られるのに、抵抗があったからだ。
こんな体なら、誰でもその理由を聞き、怪しがるだろう。
先生たちが家へ連絡するかもしれない。
「何ですか…これ……」
沈黙を破ったのは恭真だった。