続・元殺し屋と、殺し屋







カナたちが見たもの。

それは―――…






歪な黒い丸だった。

しかもその数は、1つじゃない。

水玉模様を描くように、何個も何個も、総司の両腕にある、黒い丸。




しかも、あるのはその丸だけじゃない。




青い痣も、何個もある。

触れるだけで痛みを呼びそうな、痣たち。





その異様な光景に、カナたちは言葉を失った。




そういえば、夏でも、総司は半袖を着ていなかった。

「太陽が苦手なんだよねェ」とか吸血鬼発言をしていた。

「何それ」と笑い飛ばしていたけど。



不思議な水玉模様や痣を見られるのに、抵抗があったからだ。

こんな体なら、誰でもその理由を聞き、怪しがるだろう。

先生たちが家へ連絡するかもしれない。





「何ですか…これ……」



沈黙を破ったのは恭真だった。






< 56 / 308 >

この作品をシェア

pagetop