シオンズアイズ
ダグダがゆっくりと民衆に向かうと、右手を高らかに上げた。
「シオンは七色の瞳の乙女として、戦後の荒れた大地と兵達の傷を癒した。
もうそれだけで我が国を十分に救い、役目を全うしたのだ。
皆、安心するがよい。
我は約束するぞ。
未来永劫の、リーリアス帝国の繁栄を!
黄金族人間としての誇りを胸に、世界に平和をもたらすと!」
ファルが深々とダグダに頭を下げると、割れんばかりの拍手喝采が城全体を包み込むように響き、シオンはその熱気に圧倒されてよろけた。
それと同時に、身が軽くなるような思いがする。
私はもう、『七色の瞳の乙女』じゃなくてもいいと言われたんだ。
普通の女の子でいいと。
シオンがよろけたのを見逃さず、ファルの逞しい腕がシオンを支え、黄金色の瞳がキラリと光った。
「大丈夫か?」
ファルの清潔そうな口元がフッと緩み、シオンは彼のヒマティオンをキュッと握った。
「まだ怒ってるの?」
「シオンは七色の瞳の乙女として、戦後の荒れた大地と兵達の傷を癒した。
もうそれだけで我が国を十分に救い、役目を全うしたのだ。
皆、安心するがよい。
我は約束するぞ。
未来永劫の、リーリアス帝国の繁栄を!
黄金族人間としての誇りを胸に、世界に平和をもたらすと!」
ファルが深々とダグダに頭を下げると、割れんばかりの拍手喝采が城全体を包み込むように響き、シオンはその熱気に圧倒されてよろけた。
それと同時に、身が軽くなるような思いがする。
私はもう、『七色の瞳の乙女』じゃなくてもいいと言われたんだ。
普通の女の子でいいと。
シオンがよろけたのを見逃さず、ファルの逞しい腕がシオンを支え、黄金色の瞳がキラリと光った。
「大丈夫か?」
ファルの清潔そうな口元がフッと緩み、シオンは彼のヒマティオンをキュッと握った。
「まだ怒ってるの?」