シオンズアイズ
「お前独りでか?!バカ言うな!俺もついていってやる。
俺達の軍ですらこの有り様だぞ。
お前みたいな小娘が…」

香は最後まで聞かずに、空を見上げた。

「今、白金族人間の軍は休息してるはずだし、油断もしてる。
それに悪いけど、忍び込むのに、あなたは足手まといよ。
なにも一気に三人を救い出す訳じゃないわ。まずは屋敷の中の状況を把握する。アルゴ」

一気にそこまで話すと、香はアルゴを正面から見つめた。

「屋敷内の見取り図を教えて。今からすぐに頭に叩き込むわ」

アルゴは頷いた。

頷いてから思った。

何もかもに決着がついたら、真っ先にこの女を口説こう。
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