先輩と、わたし。
「あのさ、花乃ちゃんいつも学校では4人でいるだろ?」
遊ちゃんと萌絵ちゃん、千海ちゃんのことかな。
「あの、吹奏楽部じゃない2人の、髪の毛が長い方の子、なんて名前?」
陽大先輩、いつもより歯切れが悪い。
若干顔も赤い気がした。
「来栖、萌絵ちゃんです。」
「来栖萌絵か!…俺、その子のこと、好きなんだよね……。」
「えっ、萌絵ちゃんと話したことあるんですかっ?」
陽大先輩が首を振る。
「完全に俺のひとめぼれ!」