先輩と、わたし。
真子先輩が扉を締め切るのを見届けてから、奥村先輩が小っちゃな声で言った。
「大原先輩、中島先輩と付き合ってんの。もーラブラブ、俺でも分かるくらい。」
「そーなんだ…。」
「ん。普段はあんまイチャイチャしないけどな。それから、中島先輩は怒らせんなよ。」
「恐いんですかっ?」
「…すごくな。」
先輩がまた真顔になってる。
真子先輩と遥斗先輩の知らなかった一面、発見だなぁ。
って思いつつ先輩を見たら、目があった。
あの二重の円い目…。