嘘つきなあなたからの恋文。
「放送?何?」
「しっ、迷子の知らせかも」
「……」
先ほど口を開いたコタくんは口を閉じて私たちと一緒に放送に聞き入る。
《先ほど2年3組が開催したクイズ大会で準優勝された方々に商品を授与させて頂きました。
その際の商品を今から発表させて頂きます》
「え?私たち?」
「なんだ?」
「……」
《これから2年3組と2年4組の合同企画の参加者自由、鬼ごっこを開催します》
「鬼…」
「ごっこ…」
「……」
《鬼は皆さん、その鬼から逃げる人たちは3人。
クイズ大会で準優勝された
3年3組、綾部国人さん
同じく3年3組、小田健二さん
そして3年3組の小池花梨さんです》
「逃げるって……」
「私たち…?」
「……」
《制限時間はこれから30分。
鬼を捕まえた人は本日使える食券3000円分プレゼントです。
反対に3人が鬼から1人でも30分逃げきったら3人に各3000円分プレゼントです。
鬼は捕まえたら本部に連れて来て下さい》
ゆっくりと私と綾部くんがスピーカーからコタくんに視線を変える。